ぶっちゃけて言ってしまうと、さくらインターネットなんです。
ここは逆引きの委譲をお願いすると「クラスレス逆引きの委譲」というものをしてくれます。ちなみになんで「」で括ってるのかというと、これは RFC 2317 で規定されてる正式名称だからです。普段気にしないくせに、たまには拘ってみました。そもそも、英語の名前を日本語に翻訳しておいて、正式名称などと言ってもいいのかかなり疑問ですが。
具体的には
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10.141.253.221.in-addr.arpa. CNAME 13.8-15.141.253.221.in-addr.arpa.
8-15.141.253.221.in-addr.arpa. NS a.ns.8-15.141.253.221.in-addr.arpa.
a.ns.8-15.141.253.221.in-addr.arpa. A 221.253.141.11
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こんな感じで委譲されるわけです。って、これはBINDの書式ですが。またもやタイトルと矛盾。いいんでしょうか。
1行目で「10.141.253.221.in-addr.arpa」が「10.8-15.141.253.221.in-addr.arpa」の別名として定義されます。
2行目で「8-15.141.253.221.in-addr.arpa」ドメインのネームサーバが「a.ns.8-15.141.253.221.in-addr.arpa」であることが定義されます。
3行目でネームサーバ「a.ns.8-15.141.253.221.in-addr.arpa」のIPアドレスが「221.253.141.11」、つまりうちのサーバーを指定してるわけですね。
こんな書き方をすれば委譲の部分、つまり3行目がひとつで済むからこうしてるんでしょうね。
そのしわ寄せが委譲された相手にいくので微妙なところですが。
で、委譲される側ではこんな風に”書きます”。なんで強調しているのかというと、これ以外にdataファイルを書く必要に迫られることがなかったからです。用意されてるコマンドで登録した方が安全で簡単です。あ、これはtinydnsの話です。勝手に切替えてました。すいません。
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.8-15.141.253.221.in-addr.arpa:221.253.141.11:a
=rabbit.kumicho.net:221.253.141.10
^10.8-15.141.253.221.in-addr.arpa:rabbit.kumicho.net
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1行目で委譲されたドメインのネームサーバであることを定義してます。
2行目でホスト名とIPアドレスの関連を定義してます。普段はこれで終わりです。
3行目でクラスレス委譲のために作られた逆引き用の名前が「rabbit.kumicho.net」に対応していることを定義してます。
ちなみに上で書いてるのは例なので、実際に逆引きすると全然違う反応がかえってきます。USENのアドレスがかえってくるはず。まあ、あくまで、書き方の例ということで勘弁してください。
日曜日, 3月 20, 2005
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