LDAPの複製です。
slapd のバージョン2.2までは、slurpdを使ってデータをコピーします。
バージョン2.3からは syncrepl を使います。これが便利!
2つの方法の違いは、データの複製を行うサーバーです。
slurpdはマスターがスレーブに対してデータの送信を行います。
sycreplはスレーブからマスターのデータを取得します。
なので、slurpdの場合はマスターの設定変更が必要になるわけですね。
これは、すでに運用中の場合には結構大きな問題です。
それに対して、syncreplの場合はマスターの設定が必要ないので、すでに運用しているLDAPを拡張するのがとても簡単です。
スレーブ側の設定ファイルに、以下を追加します。
syncrepl rid=123
provider=ldap://ldap0.kumicho.net
type=refreshOnly
interval=00:00:10:00
searchbase="dc=kumicho,dc=net"
scope=sub
attrs="*"
schemachecking=off
bindmethod=simple
binddn="uid=kumicho,dc=kumicho,dc=net"
credentials=password
これだけで複製が行えます。
上の設定を見たら想像つきますが、これは普通の検索です。
なので、データの一部だけを複製することも可能です。
また、データを取得するためのユーザーでバインドする必要があります。
認証の方法は"simple"を利用しているので、IPsecを利用しましょう。
もうTLSなんて時代遅れ。
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