水曜日, 5月 25, 2005

Filesystem Hierarchy Standard (FHS) について

FHSとはFilesystem Hierarchy Standardの略でして、Unixとその仲間たちのディレクトリやファイルの構成について決めたものです。
僕も経験があるんですが、Linuxを初めて触ったときってWindowsとディレクトリの構成が違ってて戸惑うんですよね。

おんなじことがUnix同士でもおきていて、それでこんな取り決めができたみたいです。
おおまかにはこんな感じ。

/ (ルートディレクトリ。根っこ。ここを切り倒せば木は倒れるわけですね)
├ /bin (基本コマンド。これがないとファイルも見れない)
├ /boot (起動に必要なファイル。下手にいじると再インストール)
├ /dev (デバイスファイル。なんでもファイルなUnixの真骨頂)
├ /etc (設定ファイル。rootになってする作業のほとんどはここをいじること)
├ /home (ユーザーのホームディレクトリ。ユーザーはみんな引きこもりなのでここから出られません)
├ /lib (共有ライブラリ。/binや/sbinのライブラリ、他のプログラムは別の場所のを使う)
├ /mnt (一時的なマウントポイント。さんざん乗っておいて、うまくいったら捨てられる)
├ /opt (追加アプリケーション。rpmとかdebとか)
├ /proc (プロセス情報など - Linux固有。ほんとになんでもファイル)
├ /root (root用ホームディレクトリ。王様は高台に住んでるわけですね)
├ /sbin (システム管理用コマンドなど。王様の兵隊たち)
├ /tmp (一時的なファイル。暴れたい時にはここで)
├ /usr (各種プログラムなど。ユーザーが使うアプリケーションなんかはここに)
└ /var (変更されるデータ。朝おっきくて、昼は小さい、暗くなるとまた大きくなるものなーんだ? 答え:影 下ネタ!?)

ほんとはもっと細かく決まってます。知りたい方はここのリンクからどうぞ。

まあ、これだけ分かればなんとなくすっきりしませんか?

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