IPv6にはIPv4でのDHCPのような機能がIPのレイヤーで実装されています。
なので設定がとても楽チンです。
まず、ルーターになるホスト(ここでは6to4トンネルの設定をしたホスト)で、パケットを通過させるようにします。
echo 1 > /proc/sys/net/ipv6/conf/all/forwarding
同じホストでこれから設定する radvd による自動設定を無効にします。
echo 0 > /proc/sys/net/ipv6/conf/all/accept_ra
次に radvd のインストール。
aptitude install radvd
/etc/radvd.conf を以下のようにします。
interface eth0
{
AdvSendAdvert on;
prefix 2002:3b6a:2aca::/64 {};
};
意味は、eth0 につながるホストに 2002:3b6a:2aca:0(/64なので) のネットワークアドレスから始まるIPv6アドレスを自動的に割り当てるようにしています。
デフォルトゲートウェイも同時に設定されます。
これで、スイッチで接続されているホストはすべてIPv6による通信が可能になっています。
ping6 www.kame.net
などと打ってみると、外部のホストと通信できているのがわかります。
ついでにWindowsも使ってみます。
Windows XP でIPv6を有効にするには、コマンドプロンプトで、
ipv6 install
を実行します。
これでIPv6が有効になります。
さきほど設定した radvd からアドレスやルーティングの情報を自動的に受信するので、すぐに使えます。
ping 2001:200:0:8000::42
で、www.kame.netと通信できているのがわかります。
さらに、firefoxのアドレスに、
http://[2001:200:0:8000::42]/
と入れると、IPv6でWebページにアクセスできます。
他にも、poderosaでもIPv6が使えます。
Webとシェルが使えれば十分な感じです。
外向けのサービス以外でIPv4を使わなくてもいいですね。
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